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ファンタオルについて思うこと

 

飲食店や公共施設などのトイレに送風機で手を乾燥させる装置がついているところが多い。

これを発明してここまで普及させたのはスゴイと思う。 しかし、現在では2020年からのコロナの影響でほとんど封鎖されている。

私は、多くの送風機系の中身を分解して知っているが

空気を動かすところにホコリありカビあり。

エアコン、扇風機、空気清浄機、換気扇、石油温風ヒーター、ヘヤードライヤーなどなど。

もっと大きな視点で考えると家電以外では窓についている網戸なんかもいつの間にかほこりがたまっているのがわかるだろう。

私は家電製品ではないファンタオルの機械を分解して中身を見たことはない。 高速でファンを回転させて強い風を当てる機能でしかも水気の多い条件での動作である。

どのくらいの頻度で分解掃除しているのかは知らないけど・・・ きっとファンにはホコリやカビが大量についていると想像できる。

多分なんだけどファンの形状はシロッコファンと呼ばれるタイプであろう。 横流ファンともいう。

エアコンの室内機に使われているのがほとんどシロッコファンだろうと思う。 昔扇風機のようなプロペラファンをツインで使っていた室内機もあったけどいろいろな問題点がありすぎて一代限りで終了したと記憶している。

扇風機に多く使われているプロペラファンは掃除しやすいがシロッコファンは細長い湾曲した羽が狭い間隔で取り付けられておりとても掃除がしにくい。

エアコンの場合の室内機は高い位置に固定されており踏み台や梯子の上に乗っての分解作業となり取り外し取り付けの難易度が各段に高いパーツだった。

また取り外してとてもシロッコファンはとても掃除がやりにくい。 だけどカビがよく繁殖する場所でもあった。

エアコンは冷やして湿度を取るから使うと湿気がたまる。 止めると夏の室内温度はカビの大好きな温度。

私は汚れがひどい時にはファン自体を部品交換修理していた。 ファンそのものを掃除する手間よりファンの部品代が安いと考えてのことだ。

なので私はコロナで騒がれる前からファンタオルはほとんど使用しなかった。

自分で常にハンカチを持ち歩き自分のハンカチを使用していた。 しかし、忘れやすい私はよくハンカチを忘れてしまうことがある。 いつもはズボンの左ポケットに入れていて車やバイクなどにも予備を入れている。

ハンカチを忘れたときにはいやいやながら使うこともあったがそれによって弊害が起きたということはない。

夏ならハンカチを忘れても自然乾燥させたりしていたが冬はそういうわけにもいかない。 かといってトイレを使って手を洗うのを省略するというわけにもいかない。 なので恐る恐るファンタオルを使ったものだった。

ファンタオル形式はコロナがもしこの先終了したとしても復活はしないだろうと思う。

短期間であれだけの数を普及させて急成長したであろう会社があるのかどうかは知らないがこの先はないだろうと予想する。

使い捨てのペーパータオルが一番清潔でいいと思う。 なのでペーパータオルがあれば自分自身がポケットにハンカチを入れていても積極的に使わせてもらう。

拭ききれなかったわずかな湿り気を自分のハンカチで補助的に使う。 これはぐちょぐちょになったハンカチをポケットに戻さなくて済むのでとてもありがたい。

ありがたいんだけど、資源である紙パルプをガンガン消耗していいのか。 また、ごみがどんどんたまり担当者の手間が増えるだろうとか。 そのごみを焼却すると二酸化炭素が排出されるだろうとか。余計な心配をしてしまう。

ファンタオルなら機械代、取り付け工事費、維持するための電気代と掃除などのメンテナンス代などがかかっていただろう。

 どっちが設置側の立場としてよかったのかは私は知らない。