家電製品の修理担当者の家電修理現場からのメッセージ

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サービスマン

オールマィティ

 

家電業界では、昔から売り場の人も、修理担当者も得意分野が分かれていることが多い。

管理側では人件費削減のため、いかに少ない人数で売り場や修理をさばくかということで オールマイティ化しようとする。

 

昔は 電子 機器 といわれていたが、時代とともにいろいろなよび方をされる。

 

AV HA  AVはアダルトビデオではなく オーディオ ビデオ の略だ それに対して、HA ホームオートメーションの略

あと、今でもよく言われているが、白物・黒物 白物は 冷蔵庫・洗濯機 黒物は、テレビ・ビデオ を指す。 いまではカラフルになってきてはいるが、洗濯機。冷蔵庫はほとんど白だったし、テレビ・ビデオはほとんど黒だった。

 

テレビ・ビデオ・オーディオなどは高度な電子回路で組み立てられているので修理するには高度な電子回路の知識が必要だった。 洗濯機・冷蔵庫はとりあえず部品交換すれば直るというところもあった。 なので、テレビ・ビデオ・オーディオが修理できる方が技術的には困難だった。

 

しかし、今では逆転している。 一部のマニアックな製品は別としてもテレビ・ビデオ・オーディオは部品交換で直ることが多くなった。 すなわち、部品の単位が大きくなった。 基板交換・DVDユニット交換など。 昔は抵抗一本・コンデンサー一個まで突き詰めて判定して基板から半田を外して取り替えていたものだ。

 

10円の部品で工賃は5000円ということがほとんどだった。 何千とある部品の中から不良部品を探し出すには、電子回路の理屈を理解しておかないとできなかったのである。 それが今ではまるでプラモデルより簡単に各ブロックごとに交換できることが多くなった。

 

若いテレビ修理担当者では半田付けができない人もいるくらいだ。 ただ、やはり電子回路的には昔よりはるかに高度になってきているしその技術革新には想像をはるかに超えるものである。

 

本当の修理マンは理論をよく勉強している。 逆に洗濯機・エアコン・冷蔵庫などは年々高度な技術が取り入れられ修理判定が難しくなってきている。 どちらも修理できるサービスマンも多いが、しいて言えば、どちらかが得意ということになる。

 

結局すべての修理ができるということはすべてができないとも言える。 ここがオールマイティ化の弱点か。

 

しかし、効率の上では何でも修理できる修理マンはありがたい。 特に、出張修理で遠方へ行くときは便利だ。

 

極端に言えば、同じお客さまの家で冷蔵庫と、テレビの修理があったとすると、 別々のサービスマンを訪問させると出張費が2倍かかるわけである。 一人のサービシマンで両方こなせれば割安になる。